1.わだち部

1) 乗用カートの自動走行を開始しますと2〜3週間で芝生が削られ(写真―18)、芝生舗装材の表面と客土が露出します。わだちの近傍(芝生舗装材の縁部の上)にも芝が活着します(写真―19)。


写真―18


写真―19

2)

芝生舗装材の表面や側面の客土が流出した場合、保護シートの下の調整砂も流出することがあります。 ターフレール表面の不陸の原因になりますので、客土や調整砂を速やかに補充するとともに、別途土砂の流出防止処置を施してください。 

3)

芝生舗装材のつなぎ目部や側面部の客土に多少ひび割れが発生することがありますが機能的には影響ありません。

2,走行路面の不陸


 施工不良による発泡スチロール下面の空洞や基盤の沈下、雨水の滞留による調整砂の流出などによって、走行路面に極端な凸凹(写真―20)が発生することがあります。広範囲にまたがる場合は「排水性の悪い箇所の施工手順」によって、また部分的に発生した場合は下記の要領で早めに補修願います。


写真−20

1)

発泡スチロール下面の空洞や路床の沈下
@凹み部分の芝生舗装材両側面の芝を長めに切り込み、保護シートを露出させる。
A保護シートごと芝生舗装材を浮かせて、調整砂を取り除き、透水性発泡スチロールを露出させる。
B透水性発泡スチロール周辺部の土砂を取り除き、凹んだ透水性発泡スチロールを切断して撤去する。
C路床の凹み部に砂を入れ平らにします。湧水がある場合は別途保護シートなどで砂の表面を覆うと砂の流失を防止する効果があります。
D新しい透水性発泡スチロールを適当な大きさに切断して、もしくは砕石を隙間に挿入します。
E調整砂で不陸を調整した後、保護シートや芝生舗装材を元に戻します。
F客土や芝生を復旧して完了です。

2)

調整砂の流失
@凹み部分の芝生舗装材両側面の芝を切り込み、保護シートを露出させる。
A保護シートごと芝生舗装材を浮かせて、保護シートの下に砂を挿入する。
B砂の量を調整して芝生舗装材を周辺の高さに合わせてから復旧する。
C周辺部の芝を復旧して完了です。

3.排水

 ターフレールの施工によってコースの地形を変更した場合、地表や地中の排水経路が変化することがあります。新たに現場に即応した排水施設を設けて下さい。特に下記事項には十分ご注意願います。

1)

ターフレールの施工にともない、バンカー周辺部において表面排水経路がかわる場合があります。バンカーの排水に不具合を生じさせますので、施工高さやルートの変更をご検討下さい。
2) ターフレールと接する管理道路などから表面排水が大量に流れ込んでくる場合があります。ターフレールの客土や調整砂が流失しますので、接続部にU字側溝を設けるなどの排水対策を施してください。
3) コース内芝地において、表面排水が集中する箇所があります。このような場所はターフレールの設置場所として不適切です。表面排水のための排水溝(写真―21)を設置した上で、「排水性が悪い箇所の施工手順」に従って施工願います、。もしくはルートの変更をご検討下さい。
4) 排水桝周辺や窪地では地中の排水が集中し、ターフレールの周辺部の土壌が軟弱になる場合があります。「排水性が悪い箇所の施工手順」に従って改造するとともに、別途排水管や排水桝を設けるなどの対策を施してください。


写真―21(吉川CC)


   
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